※申し訳ありませんが暫く更新を停止しております。現行法との差異にご注意下さい。
※別途「ちゃっかり勤太くん」と 社会保険・給与アウトソース、給与ソフトコンサルティングとの
 連携サービスを提供しております。詳しくは、こちらをご覧下さい。
(株)エイ・アイ・エス
(株)AISホームページ
企業人事労務解決室 ちゃっかり勤太くん
静脈認証/モバイル対応 WEB勤怠管理システム
退職した時って、未消化の有給休暇はすべて利用しないといけないの?
  退職した時に未消化部分の有給休暇が残っているんだけど、これって全部消化させて退職させる必要があるのだろうか・・・。
  全部消化させて退職させる必要はありません。
  退職時には、他の人に引継ぎをしたりするなど解雇の場合と異なり、やるべき作業が残っています。
  そのため、有給休暇をすべて消化させて退職するということが現実には難しいと思われます。

  そこで、退職の場合には有給休暇を買い上げるという方法を取る場合があります。
  この時の買い上げ金額については企業によって任意に決定して良いのですが、いくつか算定方法がありますので以下に参考として記載します。

有給休暇を買い上げる際の値段の決め方

@有給休暇を取得した際に支払われる賃金を元に算定する場合
有給休暇を取得した場合には、通常、所定労働時間働いた場合に支払われる賃金が支払われる場合が一般的です。
そこで、これを元に算定するのですが、月額給与を所定労働日数で割るのではなく、暦日数(カレンダーの月の日数)で割った金額を買い上げ金額としている企業があります。
この場合には、通常、有給休暇を取得した場合に比べ賃金を低く抑えることができます。

A買い上げ金額を一定とする場合
退職者の賃金に関らず一定額で有給休暇を買い上げる方法です。
ただ、この場合の問題点として、退職者の賃金によって格差が大きいという点です。
この場合でも通常賃金に比べ、買い上げ金額を抑えるという方法を利用しているのが一般的です。

  退職の場合は解雇の場合と異なり、引継ぎなどの作業が残るので有給休暇をすべて消化できないという現象が起こりますので、以上の方法がよく取られます。
  
  このほかの方法として、退職日をずらして有給休暇をすべて消化させるという手段もよく利用されています。

休日・休暇・有給Q&Aへ 企業人事労務解決室トップへ